健康経営優良法人(中小規模法人部門)の認定は取れた。次は「ネクストブライト1000」「ブライト500」を目指したい——。そんな大阪・関西の中小企業の経営者・ご担当者さま向けに、上位認定のしくみと、今から準備できることをまとめました。
この記事でわかること
- 通常の認定・ネクストブライト1000・ブライト500のちがい
- 上位認定で重く見られる6つの設問と配点
- 申請のときに必要な手続き
- 2028年度に向けて、今から取り組むこと
3つの区分のちがい
中小規模法人部門の認定は、2026年度に23,085法人でした。そのうち、上位認定の申請をした法人を評価して順位をつけ、次のように認定されます(出典:経済産業省・ACTION!健康経営の公表資料)。
| 区分 | 認定のされ方 |
|---|---|
| 健康経営優良法人(通常) | 認定要件を満たした法人 |
| ネクストブライト1000 | 上位認定の申請法人のうち、501位〜1500位 |
| ブライト500 | 上位認定の申請法人のうち、上位500位 |
上位認定を受けるには、通常の評価項目を16項目以上満たしたうえで、次の設問で評価されます。
上位認定で見られる6つの設問と配点
| 設問 | 配点の重み | 見られること(要旨) |
|---|---|---|
| 経営者・役員の関与 | 20 | 経営トップの関与、方針・戦略マップ・指標(KGI)を定めているか |
| 組織への浸透 | 10 | 従業員に健康経営を浸透させる取り組み |
| PDCA | 35 | 前年度までの施策を、どう評価して改善しているか |
| 健康風土の把握 | 20 | 社内の変化(定性的な効果や風土)をどう把握しているか |
| 自社からの発信 | 10 | 戦略マップや指標の開示など、自社からの情報発信 |
| 外部からの依頼による発信 | 5 | 講演・取材など、外部の依頼を受けた発信 |
いちばん重いのはPDCA(35)です。「毎年同じ施策をしている」「参加率は数えているが、効果を測っていない」状態だと、ここで点が伸びにくくなります。
申請のときに必要なこと
- 申請書の上位認定の設問で、上位認定を希望すると回答する
- 申請書の評価結果の公開に同意する(公開しない場合は、上位認定の対象になりません)
- 1500位に入らなくても、認定基準を満たしていれば通常の健康経営優良法人として認定されます
- 協会けんぽ・健康保険組合に加入している場合は、保険者の健康宣言事業への参加が前提です
2027年度の申請受付は2026年8月17日に始まり、2026年10月16日に締め切られました。次の機会は2028年度の申請です。上位認定は1年間の取り組みの中身で評価されるため、申請の直前ではなく、今から準備を始めるのが近道です。
2028年度に向けて、今から取り組むこと
- 現状の整理(1〜2か月目):今年の取り組みを6つの設問に当てはめ、足りないところを見える化する
- 方針と指標を決める(2〜3か月目):経営トップと一緒に、戦略マップと指標(欠勤・疲労・睡眠・離職など)を決める
- 施策を回す(3〜9か月目):睡眠・疲労回復・食事・短時間運動など、現場で続く施策を実施し、前後の数字を測る
- 評価して改善する(中間・年度末):数字で振り返り、次の施策を決める(ここがPDCAの点になります)
- 発信する(9〜10か月目):取り組みと指標を、自社のホームページなどで発信する
業種ごとによくある課題(関西の中小企業)
- 運輸・物流:長時間の運転・夜間の業務による疲労や睡眠の課題が、数字で見えにくい
- 製造:交代勤務・立ち仕事による腰痛や疲れ、休憩の取り方
- 医療・介護:人手不足の中での心身の負担、離職の防止
FiTNESS UNIVERSITYができること
私たちは申請書の作成代行ではなく、上位認定で評価される「実態」を会社の中につくるお手伝いをしています。
- 6つの設問に沿った現状の整理と、課題の見える化
- 経営者と一緒に決める戦略マップ・指標
- 睡眠・疲労回復・食事・短時間運動など、行動変容の施策の実装
- 取り組み前後の測定と、四半期ごとの報告
大阪市中央区を拠点に、大阪・兵庫・京都・奈良・滋賀・和歌山の企業さまをご支援しています。
よくある質問
ネクストブライト1000とブライト500のちがいは何ですか?
どちらも中小規模法人部門の上位認定です。上位認定を申請した法人の評価順位で、上位500位がブライト500、501位〜1500位がネクストブライト1000になります。
上位認定で、いちばん重く見られるのはどこですか?
配点の重みがいちばん大きいのは「PDCAに関する取り組み状況」(35)です。前年度の施策をどう評価し、どう改善しているかが問われます。
2027年度の申請はまだ間に合いますか?
2027年度の申請受付は2026年10月16日に締め切られました。次は2028年度の申請に向けて、1年間の取り組みを準備することになります。
上位認定に申請して1500位に入らなかったら、認定は取り消されますか?
取り消されません。認定基準を満たしていれば、通常の健康経営優良法人として認定されます。
申請書を代わりに作ってもらえますか?
申請は企業さまご自身で行っていただきます。私たちは、申請書に書ける取り組みの中身(方針・施策・測定・改善)をつくる部分をご支援します。
まずは、御社の現在地を確認しませんか
3分でできる健康経営度チェックで、取り組みの状況を確認できます。上位認定に向けた現状の整理(30分・オンライン)のご相談は、お問い合わせからお気軽にどうぞ。
出典:経済産業省・ACTION!健康経営「健康経営優良法人2026 認定法人一覧」、日本総合研究所「健康経営優良法人2027(中小規模法人部門)申請書解説」(2026年8月)。制度の内容は年度ごとに変わることがあるため、申請の際は最新の公式資料をご確認ください。